新品ノーマル状態からメカニカルブレーキでのブレーキ調整、オーバーホールをしてから再度ブレーキ調整をしてきたアンバサダー5500CSロケット
無改造アブ・アンバサダー5500Cのブレーキ設定【abu ambassadeur 5500CS】ゼロ設定からの締め付け
ノーサミング派のため、キャスト中はほとんどサミングしません。
というのも昔、村田基さんがシマノでDCブレーキの開発中にスプールの回転数を測定する機械をつけて
どこでデジタルコントロールしてブレーキをかけるかというテストをしていた際、
サミングすると回転数がガクッと落ちたそうなんです。
「ちょっとしか触ってないよ!」って言ってもすぐにバレるレベルでの回転数の低下。
ということは素人の自分がサミングしたらもっと極端にスプールの回転数は落ちるはず
スプールの回転数が落ちるということは飛距離も落ちる
ノーサミングでリール自体のブレーキ設定でバックラッシュしないのが一番飛距離が伸びるはずなので、ノーサミング派になっていきました。
また、メカニカルブレーキを締めるということは物理的に圧力をかけている状態なので
メカニカルブレーキ内に入っている銅板やクリックアンドコグが削れて消耗するスピードが早くなる。
安い買い物でもないので長く使いたい、リールに優しい状態で使いたいというところから
メカニカルブレーキもあまり締めたくない。
なら?マグネットブレーキを追加してブレーキを強化したいと思います。
というわけでアベイルのマイクロキャストブレーキを買ってきました。
パーミング側に装着した様子がこちら
スプールの側面にマグネットブレーキが並んだ状態です
メーカーのブレーキ設定説明はこちら
→商品の使用方法 (Microcast Brake CR-type)
自分はメカニカルブレーキ設定「0」、遠心ブレーキ2個入り、マグネットブレーキの位置調整で飛距離アップを目指します。
ようやく向かい風じゃない日にキャストができました。(ナイロン20lb、ルアーはスピンソニック18g)
というわけでメカニカルブレーキ「4」、マグネットブレーキは本体に完全接触状態でキャスト!
ブレーキ効きすぎ!すぐにメカニカルブレーキを「0」に設定してキャスト!
まだブレーキ効きすぎ!
ここからマグネットブレーキの距離を調整していきます。
かなりブレーキが効いていたのでホーローネジを1回転してスプールからブレーキを離してキャスト!
だいぶ飛距離が出ましたがまだブレーキが強い
さらにホーローネジ1回転(合計2回転)してスプールから更に離してキャスト!
すげぇ飛ぶ!
このセッティングで最高66m(ハンドル110巻き)が出ました!
が、若干キャスト中にラインが浮くことがあったので、ホーローネジを90°(1/4回転)戻しました。
最終的にマグネットブレーキの位置は本体からホーローネジ1回転+3/4回転した距離で決定
このセッティングでも63m(ハンドル105回転)飛びました!
下の記事では42m(ハンドル70回転)だったのでマグネットブレーキ搭載で21m飛距離アップです。
今までは他のパーツもまとめて改造してたので、純粋にノーマルアンバサダーにブレーキを入れただけの飛距離検証は初めてでした。
スプールを軽量なパーツに変えたり、ベアリング入れたりを考えていましたが、
しばらくこのままでいいなと思うくらいの気持ちです。
あ、でも飛距離になんの関係ないけど、見た目的にレベルワインダー丸型にしたいかも。
追記
メンテのために分解するたびクリックアンドコグがスプールからぽろっと外れるのがちょっと不満
ゆるゆるすぎる
無改造アブ・アンバサダー5500Cのブレーキ設定【abu ambassadeur 5500CS】オーバーホール後のキャスティング
